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月桃（サンニン）は、沖縄が誇るハーブです。濃い緑のしっとりとした葉が放つ、爽やかで滋味深い葉の芳香は、まさに沖縄を代表する香りと言ってもよいでしょう。
月桃（サンニン）の花のまた、美しく綺麗です。スズラン状につらなる丸い肉厚の白い花弁、その先がほんのり桃色に染まっています。
花が終わると赤い硬く木の実のような実がなります。
月桃の葉には、月桃固有の成分であるハイドロカワインが含まれるほか、ローズマーリと同じシネオール精油も多く含まれているそうです。まさに沖縄のハーブの名にふさわしい、有用性を持っています。
沖縄での伝統的なサンニンの利用法は、なんといってもまず、ムーチーがあげられます。サンニンの葉で餅粉を包んで蒸すムーチーは、節々の行事に欠かせないもので、すばらしい香りを味わうことができます。最近では、月桃の葉や実をハーブティーとして楽しむことも増えています。
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