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シマ唐辛子Capsicum frutescensは沖縄で伝統的に栽培されてきたトウガラシで,日本本土のふつうの唐辛子とはちょっと系統が違います。トウガラシにはいくつかの系統があって、一般的ないわゆる「鷹の爪」などは、Capsicum annuum という属です。また、世界一辛いとされるハバネロは Capsicum chinenseです。
シマトウガラシの特徴は、上向きに実が成ることです。これは、原種に近い証拠です。というのも、上向きに実がなっていると「鳥に食べられやすい」のです。植物にとっては鳥に食べられて実が遠くまで運ばれるのは良いことなのですね。実際、あんなに辛いトウガラシですが、鳥(特にヒヨドリ)が大好物で、シマトウガラシが貴重品なのは、ほとんど鳥に食べられちゃうからなのです。