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台湾のすぐ隣の石垣島には、台湾から色々な種苗が入ってきます。石垣島名物のパイナップルやマンゴーやドラゴンフルーツなど、農業先進地の台湾からの技術移転で栽培がスタートしています。
台湾通の園芸農家がある時、もってきてくれた苗が、この台湾バジルです。タイバジル(東南アジア原産)やシナモンバジル(メキシコ原産)に似た系列ですが、中国原産のバジルなんだそうです。
台湾バジルは台湾名を九層塔(カウツァンタッ)と呼びます。台湾おつまみの定番「三杯鶏(鳥とバジルの甘辛炒め煮)」や定番おかず九層塔茄子をはじめ、各種、鳥料理、魚料理、卵料理などでちょくちょく台湾バジルが使われています。台湾では、九層塔は香菜(コリアンダー)とならぶポピュラーな野菜感覚のハーブなのです。
「九層塔」とは仏塔のことです。学名でもbullatum(=意味;納骨堂)と名付けられています。名前の由来は、花が仏塔のような形だという説もあります。また中国の故事によれば…『ある時、旅の王様の一行が、ふいの洪水のため、古びた九層塔で足止めをくらうことになりました。食べ物が何もなく、しかたなく塔の屋根に生えていた緑の草をつまんでみると・・・なんと!すばらしい香りがするではありませんか! 王様は家来にこの草を持ち帰り宮中で栽培し、このバジルを広めました』・・・ということらしいです。