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バジルはインドや熱帯地方が原産のハーブです。バジルといえばスイートバジルが有名ですが、他にもいろいろな色や形や大きさのバジルがあります。日本や欧州では1年草といわれていますが、本来は多年草。ここ亜熱帯の石垣島でもバジルは多年草です。ガーデンパナにも3年目のバジルがいくつかあって、小さな「バジルの木」のようになっています。
バジルはインドでは5千年も前から栽培されている、古い歴史があるハーブです。バジルは王様のハーブと呼ばれ、高貴な王家が入浴や香水、薬用に用いていたといわれています。バジルの語源はギリシャ語のbasileus(=王様)で、紀元前4世紀に帝国を築いたアレキサンダー大王が、インドから欧州へ持ち帰ったことに由来するとの説もあります。
和名のメボウキは目を掃除するホウキという意味です。バジルの種は水を含むと周わりがゼリー状にふくれて、小さなカエルの卵みたいになります。このゼリーで目のゴミを取るのに使われていたのです。このゼリー状態の種は、東南アジアではデザートとして食べ、バジルシードドリンクなるものもあります。(^_^;
【分類】バジルといえばスイートバジル(Ocimm basilicum)が最も有名ですが、他にOcimum tenuiflorum、Ocimum americanum、Ocimum minimumなどの系列があます。形状から見ればスイートバジルがむしろ特殊で、熱帯地方では茎が細く小ぶりのOcimum tenuiflorum、Ocimum americanumの方が主流です。交配種も多くOcimm basilicumの系列を中心に、さまざまな園芸品種や変異種があります。